神式葬儀の流れ

神式葬儀の流れ

神式では、仏式のお通夜のことを「通夜祭」と呼びます。式を司る神官が「斎主」、進行の世話役は「斎員」と言います。式の会場は、自宅または斎場となります。神道では、死は穢れ(けがれ)とみなすため神社で葬儀を行うことはしません。また、神式の場合、通夜にあたる通夜祭の前に「納棺の儀」を行います。 祭儀に入る前には、「手水の儀」といって桶に入れた水を柄杓(ひしゃく)ですくい、手と口を洗い清め白紙で手を拭きます。手を清める時は水を三回に分けて注ぐのがしきたりとなっています。 神式の場合、大まかな式次第は仏式と同様ですが、一番大きな違いとして、仏式では焼香を行うところで、神式は榊の枝に四つ折りの紙を付けた玉串を祭壇に捧げる点です。これを「玉串奉奠の 式」と呼んでいます。

通夜祭に引き続き、故人の霊を遺体から霊璽(れいじ)に移す「遷霊祭(せんれいさい)」を行います。「御霊移し(みたまうつし)」とも呼びます。その後もう一度玉串奉奠を行って通夜式が終わります。通夜祭の流れは以下の通りです。

●通夜祭の流れ
1. 全員で手水
2. 遷霊
3. 通夜祭詞奏上
4. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)・・・斎主が最初に玉串を捧げ、次いで席次順に捧げます。玉串を捧げたら二礼二拍手一礼を、手を打つ手前で止めて音を出さない「しのび手」で行ないます。派によっては四拍手で行うところもあります。) 5. 直会

仏式の告別式にあたる儀式のことを「斎場祭」と呼びます。ここでも四季が始まる前には「手水の儀」を行います。神道では、正式な祭式の場に入る際には、必ずこの手水の儀を行います。斎場祭の流れは以下の通りとなります。

葬儀社を選ぶ際には、どのような形式の葬儀をするのかを考えましょう。


●斎場祭の流れ
1. 親族・参列者着席
2. 斎主入場・・・全員で一礼
3. 開式の辞
4. 修祓(しゅうばつ)の儀・・・斎主が、祭場・参列者・供物を祓い清めますので、参列者は起立し頭を下げてお祓いを受けます。
5. 降神の儀(献餞・けんせん)・・・副斎主が供物を供え、楽員が雅楽を奏じます。
6. 斎主祭詞奏上・・・斎主が祝詞を奏上し、列席の方たちは低く頭を下げて拝聴します。祝詞には故人の略歴・人柄が織り込まれており、仏式のお経とは異なります。
7. 弔辞・弔電披露
8. 玉串奉奠
9. 昇神の儀(斎主一拝。一同一拝)
10. 斎主退場
11. 喪主挨拶
12. 閉会の辞
13. 一般告別式
14. 親族代表挨拶


通夜や告別式など一般的な葬儀の他に、最近では通夜や告別式などを省略し火葬のみをを行う直葬という葬儀も増えてきています。
葬儀をの形式を選ぶ選択肢に加えておくとよいでしょう。